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6月29日(土)に都内にて、シビックテック活動の共有とネットワーキング強化を行うイベントCIVICTECH FORUM 2019(以下CTF2019)が開催されました。会場は2会場にわかれ、一人10分のライトニングトークが次々と発表されるスタイル。

第一セッションのカフェ会場は社会課題とシビックテックについて語られ、セミナー会場(文楽)ではソーシャルビジネスについて語られました。
発表タイトルをリンクすると、それぞれの動画・発表資料ページ(公開している方のみ)のページへリンクしますので、少しでも興味をもったものがありましたら、是非ご覧ください。
一つの講演は10分と短めなので、移動中にポッドキャスト的に聞くのもありですよー。

カフェ会場:社会課題とシビックテック


つぶやきまとめ→CIVIC TECH FORUM 2019「第一セッション|カフェ会場」

C-1.友次 進:シニアとスマホのステキな関係2
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「気持ち」と「身体的特徴」を理解すれば、シニアはスマホを積極的に利用する!


C-2.島野 勝弘:田舎でやってみた!大人向けICT講座と親子プログラミング教室
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田舎のICTリテラシーをあげるオリジナルなものを。大人向けICT教室、親子プログラミング教室、ドローンプログラミング教室など。

C-3.雪下 海香:現代の労働課題 コールセンター業界の発展のために
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コールセンターは企業にとってデータの宝庫。コストセンターではない。現場の業界構造を変えるにはAI導入が必要だが、AIに向かない仕事は人間が担当すべき。


C-4.白松 俊:市民が人工知能研究者とコラボする場を提供します!
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市民とAI研究者が共創する場「みらいらぼ」を作ったよ。

C-5.山田 英二:琵琶湖畔から始まる市民活動の和・輪・環
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行為を価値化し、琵琶湖保全につなげる地域ポイントサービス「びわぽいんと」を創設

C-6.古川 和年:シビックテック活動報告と2019年度feeseプロジェクト取組
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GoogleFusionなどを利用した子育て支援のお店のMAP化や、動物殺処分ゼロプロジェクト、feeseプロジェクトなどしました。

C-7.神原 咲子:シビックテックが災害時の健康を守る
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災害時に地図と連動した情報が必要。まびケアというサイトでセルフケア可能に。

C-8.中井 寿雄:人工呼吸器が必要な子どもと養護者と取り組む災害への備え対策
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当事者参画型災害備えシステム K-DiPS。docomoと実証実験中。当事者と一緒にやることが解決の鍵。


セミナー会場(文楽):ソーシャルビジネス

つぶやきまとめ→CIVIC TECH FORUM 2018「第一セッション|セミナー会場(文楽)」

B-1.井上 貢:シビックパワーバトル・ワークショップ編
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自分の街の「住みたい」魅力を付箋で仮説検証して、データで実証して、他市の優位性を見つけるシビックテックパワーバトル。

B-2.廣田 達宣 :10人の声で政策を動かそう!スマホで出来るロビイング講座 by issues
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議員とつながるロビー活動は、お作法があるのでQRからツールインストールして使ってみてね。USでは類似サービスのびてるよ。

B-3.横張 寿希 :子育てを一人にしない!Line botでつなぐ子育ての輪!!
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子供の自己肯定感向上のための活動。LINE botで子育て相談できます!!保育士や先輩ママのナレッジが詰まってます!

B-4.山田 洋志 :不審者・治安情報サービス「ガッコム安全ナビ」の取組 〜地域で見守る社会を目指して〜
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文字列の事件情報を地図上にどんな内容の事件なのか種類とともに可視化。不審者情報もアバターでイメージわかりやすく伝える。

B-5.小俣 博司 :身近に感じて考えるオープンデータの利活用方法
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カードゲームでデータ利活用を体験できるツール。ITから遠い人には「難しい」と取られて離脱されがちなオープンデータを身近に。

B-6.矢澤 修 : 障がい・難病当事者とご家族を支援するプラットフォーム「イースマイリー」について
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求めているのは疾患の情報ではなく、工夫や体験。QもAも手間かかるが要望を受け整理して提供発信。変な勧誘・根拠のない民間療法がおきないように制御。

B-7.滝沢 光:Peatixを活用した災害ボランティアセンター効率化の取組」
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ボランティアセンターのオペレーション効率化とその後のコミュニティ化を支援。後からも情報共有やプッシュできる強み。

B-8 .太田 恒平 :標準的バス情報フォーマット 〜国を巻き込み広がったプロセスと今後の展開〜
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昔からGTFSはあったのに、お墨付きと明確なメリット(GoogleMaps掲載)があるのは大きかった。伊藤隊長をはじめとする「標準的バス情報フォーマット広め隊」という謎の組織ががんばったよ。


以上が、午前中に発表されたプレゼンです。
他のセッションも気になる方はこちらのページからどうぞ!
・まとめ記事:全国のシビックテックプレイヤーが集った「CIVIC TECH FORUM 2019」
・第二セッション:コミニティとシビックテック+公共とシビックテック
・第三セッション:シビックテック観+シビックテックとプロダクト(※作成中)




蛇足

蛇足は運営委員の感想を掲載してます。
今年始めて運営委員として参加された今村さんから。
今村さんは、広報チームで主にTwitter関連の担当と、最後の関係者打ち上げ幹事をされていました。
が、何より、所属チームに関係なく、運営委員のグループに流れてくる投稿に目を通しコメントをくれたり。そんなアクションがとても心強かったです。

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昨年のCTF2018にスピーカーとして参加し(思えばシビックテックに関わり出してから初めてのビッグイベントでした)、高揚感を得た私は「ぜひ次回はスタッフとして参加したいです!」と宣言しました。恩返しがしたかったのです。
そして今回のCTF2019で、その約束を実現しました。
自分がやれることをやる。それがシビックテックコミュニティに参加する大原則だと私は思っています。運営委員としての私の担当はTwitter実況班でした。
「昨年のCTFのレベルに達することができるか?」これは私にとって大きなプレッシャーでした。私は正直言って自信がなかったです。
でもそれはイベント当日になって杞憂だったとわかりました。当日運営サポーターのみなさんの優秀なことと言ったら!これがCTFという場に惹かれて集まった人たちの底力か!と感動しました。
私も身近な人に、一般参加者やサポーターとしての参加をお願いしました。どの方にも「楽しかった!」と言ってもらえたのが嬉しかったです。発信する場、出会う場、チャレンジする場としてシビックテック、そしてCTFは最良のチャンスを用意しているのだなと改めて感じました。

今村かずき