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今年で3回目となる「CIVIC TECH FORUM 2017」では、2016年度(平成28年度)のシビックテックを代表する活動に対し、CIVIC TECH FORUMが勝手に表彰をしてしまう『勝手にCIVICTECH大賞』の発表がありましたのでご紹介します。

勝手にCIVICTECH大賞

『勝手にCIVICTECH大賞』は全国の地域でシビックテックに関する優れた取り組みを行い、地域の発展に大いに尽力された、個人、団体、プロジェクトに対しその功績をたたえ、CIVIC TECH FORUMが勝手に表彰をするものです。表彰の選考は自薦他薦問わず様々な方から一般公募で表彰候補を推薦してもらい、応募していただいたものからCIVIC TECH FORUM 2017 運営委員と事務局が投票で選考するものです。
表彰は賞品・賞金は一切なく名誉だけの賞となり、部門として個人・団体・プロジェクトの3つの部門があります。

表彰候補の活動の例としてはシビックテックど真ん中の活動から、これももしかしたらシビックテックかもしれないという領域まで幅広く対象としています。

活動の例
・シビックテックに関する活動・プロジェクト
・シビックテックコミュニティ
・シビックテック 開発プロダクト、プロトタイプ
・ハッカソンやアイデアソン等のワークショップ
・WikipediaTown、マッピングパーティ等のワークショップ
・プログラミング教室
・講演活動
・周知活動
・他団体のサポート
・ビジネス的に素晴らしい成果をおさめた事業

推薦対象
・個人
・団体
・法人、NPO
・サークル、部活動
などなどなんでもアリです。

「勝手にCIVICTECH大賞 2017」 審査結果

部門受賞者
個人部門企業人もシビックテックで賞徳納 弘和さん
団体部門高校生も頑張っているで賞静岡県立島田商業高等学校
プロジェクト部門Partyで地域を盛り上げたで賞CODE for IKOMA


各受賞について


個人部門:企業人もシビックテックで賞
徳納 弘和さん

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トヨタIT開発センター様と行動for会津の活動で除雪車のAPI仕様をつくったりと東北各地での大活躍。企業人でも色々な活動に参加できることを教えていただきました。
石巻ハッカソンでの会津からバイクで駆けつけた行動力に惚れました。(Facebookへのリンク)

・発表スライド





団体部門:高校生も頑張っているで賞
静岡県立島田商業高等学校
副題:鈴木先生と愉快な高校生達

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全国の高校があるなかで、唯一授業でのなかでアイデアからアプリの製作までを実施している珍しい高校。鈴木先生と愉快な高校生達による様々なチャレンジな活動は、オープンデータ、オープンソースソフトウェア、シビックテック界隈に爽やかな旋風を巻き起こしました。地域の課題を知ることもフューチャーセンターなども学校で立ち上げて課題を発見することもしています。
「高校生というブランド」を脱いだあとも継続的に活動してください。

・発表スライド





プロジェクト部門:Partyで地域を盛り上げたで賞
CODE for IKOMA

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行政が主催してシビックテックと銘打ったアワードが開催出来る事も素晴らしいですが、それにも増してCivic Tech Partyというイベントが評価されての受賞となりました。
プレイベントを含めて月1で計6回も開催しており、それぞれの会を違うテーマで趣向を凝らしている企画・運営。その能力には脱帽です。学生、主婦、高齢者の方もバランスよく参加されており、市民が前向きにテクノロジーに取り組めているのが素晴らしいです。

・発表スライド


審査結果の発表

審査結果は懇親会にて発表し、受賞者の感想として5分間のライトニングトークをしました。徳納さんはその場で発表をし、静岡県立島田商業高等学校さんは都合がつかず後日のスライドのみの発表となり、CODE for IKOMAさんは生駒市からのオンラインでの発表となりました。

さいごに

アプリコンテストやハッカソンでの表彰は沢山ありますが、シビックテックの活動に対しての表彰は他にないと言っても過言ではないと思います。実際の活動をしてる方々にスポットライトを当てるのはシビックテックの本質の一つなのかもしれません。『勝手にCIVICTECH大賞』が来年以降も続きもっと大きな賞となり受賞することが日頃の活動の励みになれば素晴らしいと思います。



著者プロフィール:小俣博司(@homata
omata

CivicWave運営メンバーの一人。オープン川崎/Code for Kawasaki 主宰。デベロッパー。
現在は大学の研究員としてシビックテックやオープンデータ/オープンガバメントについて精力的に活動をしている。