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Code for Kanazawa is NOT Code for Japan

最近立て続けに三回ほどCode for Kanazawaについて(おそらく多くの全国のCode for コミュニティについても)誤解されているのかなぁと感じたことがありましたので、一度、しっかり発信しておいた方が良いと思い、こうした記事を書かせて頂きました。

なお、事実を記載しているだけであって、Code for Japanと関係が悪いとかそういう話ではありません。僕自身、Code for Japanの運営委員もさせてもらっていますので、否定的な立場とかではなく、むしろ現状の誤解をしっかり解きたいというだけです。

Code for KanazawaはCode for Japanではありません


Code for KanazawaはCode for Japanとは別の団体です。下部組織でもありません。同じシビックテックという領域を扱っているという点では同じです。
でも、目標にしていること、やりたいこと、運営スタイルは異なります。地域が違うというだけではなく、活動理念そのものから異なる別団体です。
おそらく多くのCode for コミュニティもそうでしょう。

Code for Japanがコントロールできるわけでもありません


Code for Japanが各地域のCode for コミュニティをコントロールできるわけではありません。前述の通り、Code for Kanazawaを含めて全ての団体は独立した存在です。
ですので、それぞれがそれぞれの事情で判断します。でも、逆にCode for Japanと方向性や利害が一致すれば、協働して物事を進めていくということは大いにありえます。
つまり、Code for Japanと言えども、他のCode for コミュニティとレベルは同じなのです。

地域のCode for コミュニティでも全国へスケールするモデルを作れます


日本全体に通じるような大きな社会課題であっても、各地のCode for コミュニティが取り組むかもしれません。取り組んだのが自らの地域だったという話になるだけです。
これまでにも、Code for Kanazawaは5374(ゴミナシ).jpを全国の都市に拡げました。また、Code for Sapporo保育園マップを全国へ拡げ始めています。
これらのスケールモデルはそれぞれの地域団体の主体的な活動があってはじめて成立しています。そして、面白いのはスケールに協力しているのが、各地のCode for コミュニティだということです。彼らが主体的に自分たちの地域で必要だからと感じて導入し、スケールさせているんです。

ぜひ各団体へ目を向けてみてください

さて、上記のことを踏まえた上で、僕からのお願いです。
ぜひ各地域のCode for コミュニティにも目を向けてみてください。もちろんCode for Kanazawaにも目を向けてみてください。
そうすると、実際にその地域で活動している各団体へ支援した方が良いと思う場合もあるかもしれません。
もし、「任意団体が多いから」、「各団体がどういう団体か分からないから」ということなら、それを解決する手段をきっと全国のCode for コミュニティは持とうとするはずです。また、この部分でCode for Japanと協力できることも多いかもしれません。

最後に

現在のCode for コミュニティに中央集権的な形は似合いません。また、実際もそうなっていません。Code for コミュニティに興味のある皆さん、ぜひ、誤解のないようお付き合い頂けると嬉しいです。



著者プロフィール:福島健一郎(@kenchif
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CivicWave運営メンバーの一人。
一般社団法人コード・フォー・カナザワ(Code for Kanazawa) 代表理事、アイパブリッシング株式会社 代表取締役
Code for Kanazawaが開発した5374(ゴミナシ).jpは90都市以上に展開。