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東京、金沢、名古屋、茨城、川崎、府中、岐阜、横浜がつながったオンライン井戸端会議

ブログやFacebookページなどで発信しているだけだと顔が見えません。
日本全国のみなさまと「顔を合わせたお付き合いをしたい!」ということで、CivicWaveでは、オンライン井戸端会議はじめました。
第8回目となった今回は9名の参加となり東京、金沢、名古屋、茨城、川崎、府中、岐阜、横浜といった地域がつながりました。

今回はテーマを設定しないフリートークとしてそれぞれ話したいことを自由に話す、質問するというスタイルで進みました。井戸端会議ならではのカジュアルな雰囲気の中、みなさんリラックスをして話をしていたのが印象的でした。

今回は主に、
・Code for Fuchuはじめました
・地域の行政とのつながり方について
・クラウドファンディングについて

などの情報共有や雑談をしました。


Code for Fuchuはじめました


年末にキックオフを開催したというCode for Fuchuについて、そのキックオフの様子等を踏まえて代表の小林さんにお話をいただきました。

Code for Fuchuのキックオフパーティは35名程度、地域の議員や企業の方も多く集まったようです。
府中にて地域のコーディネーターをされている主催の小林さん等が、周囲に声がけをされたからでしょうか。非ITの方も楽しんで参加されたようで、小林さんはその様子を見て「シビックテックも市民権を得た(府中において)」と感触を持たれたそうです。

また、それを裏付けるように、IchigoJamのプログラム教室をやりたいと言う人が少しずつ出てきているとのこと。IODDは、2017/1/23に提供がはじまった府中市のオープンデータを活用したアイデアソンを予定しているらしいです。

Code for Fuchu自体のコアメンバーは立ち上げ時の4名+2名程度で活動中。
これからが楽しみですね。


このように市民活動との距離が近しい理由を、小林さんは
「府中市は、市民協働をやりましょう、と市が掲げている。そういう空気ができつつある市です。」
※参考:府中市 市民協働都市宣言

とおっしゃってました。

これらの活動を聞きながら参加者の方からは、

「Code for と言うとテクノロジーやITが先と思われがちだが、どちらかといったら市民にITが入っていく、そういうつなぎ役として活動ができるといいなとも思っている。」
という意見も出ました。

まさしくCode for Fuchuはそのような活動として船出をはじめましたようです。


全国には様々なシビックテック団体がありますが、それぞれによって活動のあり方や、進め方が異なり、このようにお互いの考え方を共有する機会はもっと沢山あるといいなと思いました。



行政や銀行との接点

Code for Fuchuの話から派生をして、行政や地域の関係者との接点について議論が及んできました。

行政の方等を巻き込む方法、興味を持ってもらう方法として

・隣の市でどんなことやっている、という話をすると興味を持って聞いてくれる。(一番先をやりたがらないという傾向にある)
・まずはやって見せる、ということが大事になる。(第三者が小さくやって、それを見てから参加する、、というカタチになることが多い)

また、関係部署を探す方法や、接点を持つ方法として
・広報誌にイベント掲載を依頼するなどの正規プロセスを経由し、関係課と接点を持つ
・接点ができれば市役所内で口コミで伝わって、関係しなければならないところにアクセスが出来る
・イベントに議員をお誘いする。市議等を誘うとそこから行政の関係課を連れてきてくれることもある

等、それぞれのTIPSを披露頂きました。

いや、みなさんいろいろなノウハウを持たれていてすごい、、


また、地域のステークホルダーについて話す中で、信金や銀行などとの関係について「地域と密接な存在だと思いながら、シビックテックの領域にあまり関わっていない印象を持っている。」
という疑問から、地銀や信金との関係について話がおよびました。

既に地銀や信金等とかかわり合いを持った事がある方の発言として、

・地域貢献プログラムはあるが、既に決まっているCSR的な活動が多い
・既存顧客向けのビジネス領域として興味を示す例はある
・フィンテック×中小企業などの商機は見ていると思う

等のお話を聞き、地域のステークホルダーとしてはまだ少し遠いのかな、、と感じました。


CIVICTECHとクラウドファンディングとの関わり方


お金周りの話から派生し、今度はクラウドファンディングへ。
フリーテーマの時は自由に話題が移行します。

「クラウドファンディングをみなさんはやられないのか?」

と問いかけから、それぞれのクラウドファンディング観について触れられました。

・プロジェクトがはっきりしていなく、ファンディングを開始するようなものがない
・目的を絞って進めていかないと、、、クラウドファンディングにかけるプロジェクトの継続性が難しい
・実施し、お金を集めやすいプロジェクトばっかり出てくるのは嫌だなあという点もある
・団体を信頼して、お金を頂けるという考えがあればプロジェクト単位でなくて団体として先にチャレンジしたい

等の意見が交換されました。
あくまでもクラウドファンディングを手段として考え、手段に振り回されないようにしなくてはという意見が多く見られたと感じます。


次回告知

CivicWaveのオンライン井戸端会議は毎月第一木曜日の19:30〜開催しております。
次回は3月2日(木)19:30〜 になります。申し込みはこちらから。
 →CivicWave:オンライン井戸端会議「3月」

こちらのFacebookグループに参加いただけるとイベント作成時に告知します。
 →CivicWaveコミュニティ(Facebookグループ) https://www.facebook.com/groups/1101374179924453/?fref=ts
  ※CivicWaveの読者やイベントに参加した方による相互コミュニケーションの場

次回のテーマは現在検討中です。
詳細がきまりましたら、イベントページで告知します!


━━蛇足━━━━━━
今回はかなりフリーなテーマで進んだ井戸端会議。
個人的には、お金周りの話で少し触れられた(本文には記載がありませんが)、ソーシャルインパクトボンドや、社会インパクト投資等の、シビックテックの課題解決型の活動を促進させる可能性がある枠組みに、最近興味を持っております。

※以下のメモは参加者の柴田さん(Code for Ibaraki)が今回の井戸端にて触れられた内容を、まとめて頂いた情報です。


ソーシャルインパクトボンド(SIB)は社会に対して良い活動をしている企業や団体に投資する金融商品。従来からあるCSR投信は石油開発大企業などでも排出権取引などを通して規制をきちんと守っているところには投資されるため(CSRスコアが優良)より良い社会に向けて投資する商品とはなりえなくなってきている傾向がある。もう少し直接的に社会を良くしたいというようなニーズに応える形で誕生した。
歴史はまだ浅く筋の良い投資先を中心に運用されているため、案外、利回りが良い商品もある。運用内容はお金を貸して金利をとる、プロジェクトのリターンを得る、行政サービスの運用からの利益等、かなり多様なため、投資家は運用内容をきちんと知る(デューデリ)努力が必要。

代表的なソーシャルインパクト投資
米国 http://www.calvert.com/
   http://rsfsocialfinance.org/
   https://www.cdfifund.gov/Pages/default.aspx
英国 http://www.columbiathreadneedle.co.uk/
   https://www.cheynecapital.com/splash

最近では新生銀行がCSRの文脈でSIBを組成し、ソーシャルベンチャーに投資を行ったりしておりますね。

新生銀行・SCI「子育て支援ファンド」設立、第1号にママスクエア
http://resemom.jp/article/2017/01/30/36214.html




著者プロフィール:伴野智樹(@tomokibanno
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CivicWave運営メンバーの一人。
MashupAwards事務局/CIVICTECHFORUM事務局
ミッキーマウスの声真似が得意です。