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肝付、府中、金沢、水戸、東京、岐阜がつながったオンライン井戸端会議


ブログやFacebookページなどで発信しているだけだと顔が見えません。
日本全国のみなさまと「顔を合わせたお付き合いをしたい!」ということで、CivicWaveでは、オンライン井戸端会議はじめました。
第5回目となった今回は7名の参加となり、肝付、府中、金沢、水戸、東京、岐阜といった地域がつながりました。

今回はCode for Gifuの石井さんが事前に「プログラミング教室について話したい!」という投稿がありましたので、中心の話題として取り上げながら、
・IT×農業をテーマに扱うシビックテックについて
・各地の活動について
などの雑談が繰り広げられました。
(今回は事後に予定がある方が多かったので、オンライン飲み会は開催されませんでした)


プログラミング教室をどのように見られていますか?


Code for Gifuの石井さんより、こども向けプログラミング教室が活発になって来ていると感じているので、各地の方々はどの様に考えているのか知りたいのです。との話題提供で始まったこのお話。
石井さん自身はあまり「(自分の)子供にプログラミングを教えたい!」って事は考えていないらしいのですが、世間が望んでるならやるべきかどうか迷っているとのことでした。

これに対して各地の実践者、検討をしているヒトからいろいろな意見や体験の共有がありました。

■Code for Chofu(小林さん)

・年明けにIchigoJamの教室をやろうと考えている
・別地域の教室を見に行ったら盛況だった(10名枠に100名近く申込があった)
・府中市役所の方とも話をしたら乗り気であった
・求められたというよりも、やりたいって思って準備をしている

■Code for Ibaraki(井川さん)
・プログラミングの義務教育化に向けて独自にプログラミング体験会を行っていた(夏頃から)
・プログラミング教育まではいかなくて、プログラミングに触れる機会としてまずは提供した
・ハードルはめちゃめちゃ下げていた。環境も資料も全て主催が用意し、手ぶらで来てくれるようなものをはじめてみた
・ただ、水戸でプログラミング体験会をやっても1名もこなかった


都市部は比較的ヒトが集まりやすいというものに対し、集客に対する懸念はあるようです。
これに対し府中の小林さんは、市役所、行政を巻き込み、学校などにチラシを配布をお願いすると良い。まずは知ってもらう事という事をアドバイスされておりました。

また、以下には話題に出たプログラミング学習教材や、取り組みを紹介します。
※調査による情報では無く、主に話題の中で取り上げられた内容を記載しております。

■IchigoJam
BASICでプログラミングできる、こどもパソコン
http://ichigojam.net/
・1,500円で買えるという手頃感
・BASICなので大人も教えやすい
教えるためのハンドブックなどが充実しており、少人数からでも行う事ができる
・最近は各地でのイベントも多くなってきている

■Coder Dojo
http://www.coderdojo.jp/
2011年にアイルランドで始まった、7〜17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。
世界では63カ国・1,000の道場、日本では全国に60以上の道場があるとのこと。

Code Dojoは基本的に自習の場であるため主催側の準備のハードルの低さが挙げられておりました。
無線LANと、メンター(その場で応えられるヒト)を用意するのみ。
一方、CoderDojoは自由にやることを重視するので、メンターが沢山いる。
また、Coder Dojoは完全に無料でなければならないというルールがある。
参加者の寄付やスポンサーなどでまかなう必要があるため、無線LANが提供される会場探しなどが手間取る事もあるということです。

■Hour of Code
http://hourofcode.jp/
Hour of Code(アワーオブコード)は Code.orgが世界的に主唱するプログラミング教育活動で、一般社団法人みんなのコードが日本国内の展開を推進しています。
Hour of Codeは教材やメニューが充実しているおり、比較的主催の負担は少ない。
最近は学校側への普及を力をいれてるとのことです。いろんな学校でスポットのイベントをやっているとのこと。

■グリコード
http://cp.glico.jp/glicode/
美味しいプログラミング。グリコのお菓子をプログラムブロックとして扱うスマートフォンのアプリ。
おかしをルールに従って並べるだけで、誰でも手軽に、遊びながらプログラミングの基礎的な考え方を学習できる。
食べながら、楽しく遊べるのが特徴。ただ、認識がなかなか難しく、大人は違うもので認識させたりズルをする。それがまた面白いとのことです。


■PETS by for Our Kids
「プログラミング的思考を育むロボット」パソコンやタブレットを使わず、木製ブロックでプログラミングの基礎を学べます。
http://4ok.jp/
http://news.mynavi.jp/news/2016/11/10/353/
for Our KidsのPETSは教えなくても勝手に遊んでくれる。子どもが遊びたがるというのは肝付街の中窪さんのコメント。

PETSについては以前CivicWaveでも取り上げられました。以下の記事をご参考下さい

子どもが100%笑顔になる「子ども向けテクノロジー体験イベント」【鈴木まなみ】
http://www.civicwave.jp/archives/52137728.html


雑談タイム

後半は、CivicWaveで取り上げた記事の中で興味あることや、最近の動きの中で気になっていることなどを話していきました。話された話題は大きくこんな感じです。

1.農業×ITの取り組みについて
2.各地の活動について
3.徘徊模擬訓練について

今回は、全てが雑談ではなく、時間も短かったこともあり、前よりも話題数は少なかったです。

1.農業×ITの取り組みについて
MashupAwardsが徳島で開催をした、IT×農業ハンズオンでの体験より、まなみんが話題として出しました。
当日お話を頂いた、元エンジニアで新規就農された方の話がとてもためになったとのことです。
農業×ITはビジネスになるので会社としての動きは多いですが、シビックテック系でそういった動きをしているのはあるのだろうか?という問いかけがありました。

兼業エンジニアに役立つハンズオン〜kintoneとIoT Hubなど〜
http://mashupaward.jp/2016/11/handson-tokushima/

これに対しては、害獣対策の話はよくある。行政としても多額の補助を出しているので、なんとかしたいという思いはあると思う。ただ、やはりまずはビジネスとして捉えられている感が強い。仕様が決まって発注できるものは、発注しちゃえばいいという部類。ただ、この分野は課題がはっきりしている分面白いと思う。と、Code for Gifuの石井さんからコメントがありました。


2.各地の活動について
季節柄、アーバンデータチャレンジMashupAwards 、最近ではRESAS APIの公開などで賑わうシビックテック界隈。
お互いの活動についてそれぞれ紹介をしあっておりました。
東海地域では名古屋、岐阜でアーバンデータチャレンジのハッカソンと、RESAS APIを活用したハッカソンなどが目白押しのようですね。

アーバンデータチャレンジ2016 in石川 Vol.3 ハッカソン 〜 地域の課題を解決しよう〜(2016/11/27)
http://cfk.connpass.com/event/43449/

愛知オープンデータ活用ハッカソン(2016/12/3 - 12/4)
http://udc-hackathon2016nagoya.peatix.com/

ぎふオープンデータ アイデアソン&ハッカソン(2016/12/10-11)
https://www.softopia.or.jp/public/event/opendatahackathon20161210/


3.徘徊模擬訓練について
他にも幾つか雑談がありましたが、個人的に興味深かったのが、肝付町の中窪さんに紹介を頂いた徘徊模擬訓練。
徘徊模擬訓練をしていても、毎回同じ様な訓練になってしまっており、且つそして結果、徘徊後を救えなかったりと行き詰まり感も出ている。
ここをITでなんとか解決できないかと、「共創の街」として外部からパートナーを募集してみたとのこと。

認知症の方や家族を支援する製品や試作品の提供を募集しています!
http://kyousou.kimotsuki.info/archives/207

募集の副題が「毎日が徘徊模擬訓練」という刺激的なものでした。
見守りについては様々なソリューションがあるが、、帯に短し襷に長いという中窪さん。
今回の公募で募ったパートナーと、11月最終週に誰かいなくなり、それを徘徊防止できるかということを訓練としてやろうとしている。とのことです。

このようなITの先進技術が、課題の現場で目的的に実証実験が進められていく。それは肝付町が持つ危機感と、実践者の方達が築き上げた実績、経験があると感じました。
CivicWaveでも肝付の取り組みは何度か記事にしておりますので、こちらをご参考下さい。
https://goo.gl/QOzic4


次回告知

CivicWaveのオンライン井戸端会議は毎月第一木曜日の19:30〜開催しております。
次回は12月1日(木)19:30〜 になります。申し込みはこちらから。
 →CivicWave:オンライン井戸端会議「12月」
http://peatix.com/event/214616/view

こちらのFacebookグループに参加いただけるとイベント作成時に告知します。
 →CivicWaveコミュニティ(Facebookグループ) https://www.facebook.com/groups/1101374179924453/?fref=ts
  ※CivicWaveの読者やイベントに参加した方による相互コミュニケーションの場

次回のテーマは現在検討中です。
詳細がきまりましたら、イベントページで告知します!


━━蛇足━━━━━━
今回の画像は、Code for Ibarakiの井川さんを抜き出してみました。
話題の中心であった「プログラミング教育」に関して、試行錯誤で取り組まれている井川さんは、今回の井戸端会議の参加者の方にいろいろな体験、知識の共有をいただきました。

久しぶりに参加をしたオンライン井戸端会議でしたが、みなさん同じような興味、同じような課題、おなじようなトーンで話を進められてとても心地よい空気がありました。
知りたいヒトが居て、自分の体験が役に立つと言う時に惜しみなくそれを差し出してくれる。
そんな方たちだからこそ、シビックテック活動をされているのだろうな、、と感じさせてくれる井戸端会議でした。



著者プロフィール:伴野智樹(@tomokibanno
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CivicWave運営メンバーの一人。
MashupAwards事務局。CIVICTECHFORUM事務局。