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川崎、金沢、鹿児島、静岡、岐阜、東京、名古屋、水戸がつながったオンライン井戸端会議

ブログやFacebookページなどで発信しているだけだと顔が見えません。
日本全国のみなさまと「顔を合わせたお付き合いをしたい!」ということで、CivicWaveでは、オンライン井戸端会議はじめました。
第3回目となった昨日は9名の参加となり、リピータも新しく参加してくれた方もいらっしゃいました。

今回も、最初の10分はテーマを設け、勉強会形式で発表していただき、その後は雑談という形にしています。
今回のテーマは「シビックテックとロボットのいい関係」。
お話いただいたのは、CODE for GIFUで活動している石井 哲治さんです。

ロボットの話はとても盛り上がり、ロボットと人間の関係をあらためて考える良い議論ができました。

発表資料はこちらです。

シビックテックとロボットのいい関係 by 石井さん(CODE for GIFU)

石井さんからはロボットの中でも、主にコミュニケーションロボットに焦点を当てて話して頂きました。

まず、ロボットが注目されてきている一つの理由として、石井さんは開発プラットホームが良くなったからではないかと分析されています。色々なAPIが提供されているロボットも増えてきたし、PepperはAndroid Studioで開発ができるようになったりしています。
Pepperのアトリエとして岐阜も選ばれていて、月に一度イベントなども実施されているとのことでした。

次に、石井さんは五つのタイプのロボットを紹介してくれました。

Pepper:Android Studioが開発プラットホームに。
 一般家庭にというウリ文句だけどうまくいってない様子。企業向けのBizなど拡充している。
 Pepperのの服が作られるようになった。
 
Orihime:分身ロボット
 人とロボットをつなぐロボット。コミュニケーションロボの代表格。

テレノイド:無機質な顔が特徴でニュートラルなデザイン。

Sota:開発者向けのロボット。
 エジソン内蔵。誰にでも広くロボットを普及する目的。
 誰でも開発ができる。

BOCCO:シンプルな機能で、こどもの見守りなどが主用途。
伝言機能がすぐれている。
そのままの言葉をとどけてくれる。文章でも吹き込める。
9/1にAPIが公開。

そして、これらのコミュニケーションロボットとシビックテックの関係についてこう述べています。

・スマホのアプリで動かない時は高齢者の人は応援しないけど、ロボットは違う
 →でも、ロボットが動かないと、みんな心配する。

・人をつないだり、成長させることができるのではないか?

・会話型のインターフェースが発達する
 →ボタンして操作することはないだろう。会話してアクションを得る。命令も会話。
  スマホのタッチインターフェースと同様、会話がインターフェースの標準になるのでは?

発表終了後、内容をもとに質疑の時間のまま雑談タイムに入ったのですが、今回鹿児島肝付町から参加されている能勢佳子さんも交えて、ロボットと人間の関係について活発な議論がされました。

 Q:肝付のロボットについてお話できないでしょうか?
 能勢さん:イベントとしてPepperを使いました。コミュニティスペースにしばらくいましたが今はいません。時期によってロボットがいたり、いなかったり。夏休みに帰ってくる孫みたいな存在です。
なんでもうまくいくわけではないんだけど、うまくいかないことがうまくいったり、上手にうごいたりすると一緒に喜べるような存在になっていった。
成長した孫をみるような感じだったりするのかも。
子どもたちにとっては最新のテクノロジーに触れることができることよりも、お友達みたいな感じかもしれません。都会から来た新しいお友達がきたという受け入れ方です。
ロボットはコミュニケーションを生み出すモノであり、新たなコミュニケーションを作り出すモノ。
TV電話は今も使っています。声を出すことに役立っています。
誰とも会わず、何も声を出さない日があるけど、TV電話に話しかけることで声を出してもらう使い方になっています。

 Q:Pepperは暖かみを感じない気がしますが、お年寄りに受けいられるのでしょうか?関係なく受け入れるものでしょうか?
 →能勢さん:タブレットはダメですね。でもロボットは動きがあるので大丈夫。
例えば、仕草(手が動く、首を傾ける)が可愛いんです。それが非言語的コミュニケーションになっていて、無機質と感じている人は少ないのではないでしょうか。
動いていなくても撫でたりするし、Pepperが喋っているのを見ていて喋りたくなった人もいます。
心のリハビリにも使えるのではないでしょうか?人とすぐ話すのではなく、コミュニケーションの練習のように使えるのではないでしょうか?
あと、丸いのが良いです。高齢者の中ではロボットは四角というイメージだった。だから、Pepperはロボットと感じてないのかもしれません。
だから、高齢者の方はPepperを見て、すぐ受け入れてくれました。みんなの集団の中にPepperが一人やってきて、みんなで触れたからっていうのもあるかもしれません。一対一だと、ひょっとしたら怖いとかあったのかも。

 Q:直接話す、顔を見るとかだけでなく、テレビ電話のアイコンをタッチして通知する機能だけでも充分という話があったが?
 →能勢さん:直接話してなくても、アイコンにタッチをして通知を送るというだけでも、コミュニケーションをとれている感覚があります。その通知の向こうに相手がいると感じているんだと思う。結局はコミュニケーションツール。

最後は能勢さんから質問が。

 Q:「癒やされるためにロボットに会いに肝付に来ませんか」ってどう思いますか?
 →癒やされたい。でも、遊んだり、ぼぉーっとしたりするだけでなく、エンジニアとしては行ったからには役に立ちたいって気持ちもある。だから、癒やされたい&役に立ちたいって二つの欲求がエンジニアにはあるかも。
能勢さんの話を聞いて「ロボットってそんなふうに使われるんだ」って驚きがあった。直接、使っている場面をみたら色々な気づきがありそうだから、行ってみたい。
 →癒やされたいというよりは、役に立ってるという実感を持ちたいという気持ちが強い。普段、組織の中で動いているので、役に立ったという実感があまり得られてないからかも。
 →色々なエンジニア(OSSエンジニアとか)の話を聞いていると、やっぱり誰かの役に立ちたいという気持ちが強い。より良いコミュニケーションがとれるようなお手伝いをしたい。
 →「職業としてのエンジニアは仕事上あんまり褒められることはない!」いつまでにこれを作って欲しいという話なので、できて当たり前。使っている人と直接会うってこともない。だから、人に認めてもらと喜びを感じるかも。
 →儲かることを考えろっていうのが職業エンジニア。本当に作りたいものを作れるのがエンジニアにとっては喜びになると思う。
 →エンジニアとして世の中の役にたちたいというのが動機になるのではないかと考えていた。現地の人たちとアイデアソンして交流があれば、それも含めてエンジニアは楽しくなるんじゃないかと思う。

みんな、エンジニアなんですね(笑)
何もしないよりは、現地で一緒にやるよっていうのが喜びだって、まさにシビックテックマインドです。

今回もあっというまの1時間でした。
石井さんのロボットのネタ提供から始まって、実際に活用された能勢さんの体験談が重なって、ロボットとシビックテックの関係、人との関係を考えるのにとても良い機会となった気がします。

次回告知

CivicWaveのオンライン井戸端会議は毎月第一木曜日の19:30〜開催しております。
次回は10月6日(木)19:30〜 になります。申し込みはこちらから。
 →CivicWave:オンライン井戸端会議「10月」

こちらのFacebookグループに参加いただけるとイベント作成時に告知します。
 →CivicWaveコミュニティ(公開Facebookグループ)
  ※CivicWaveの読者やイベントに参加した方による相互コミュニケーションの場

次回のテーマは現在検討中です。
詳細がきまりましたら、イベントページで告知しますねー。



著者プロフィール:福島健一郎(@kenchif
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CivicWave運営メンバーの一人。
一般社団法人コード・フォー・カナザワ(Code for Kanazawa) 代表理事、アイパブリッシング株式会社 代表取締役
Code for Kanazawaが開発した5374(ゴミナシ).jpは90都市以上に展開。